私が目指す税理士像

2023.09.04

コラム

私が目指す税理士像

私が目指す税理士像

「話しやすくて、わからないことをなんでも聞いてもらえる税理士でいたいですね。」

御社では、税理士にどのような役割を期待しているでしょうか?

帳簿や決算書の作成。そして、税務署対策。それも重要な役割かもしれません。

その一方で、会社を成長させるために毎月の業績報告を丁寧に説明したり、分からないことを躊躇なく聞ける相手になることも大事だと思います。この記事では、私が目指す税理士像について語ります。

 最初に税理士の役割について教えてください

社長さんの身近な相談役だと思います。社長さんは日々の仕事をがんばっていらっしゃり、そのがんばりの成績表が決算書だと思います。とても努力をしているのに成績が悪い場合は、どこをどうすればいいのかを一緒に考えるパートナーですね。

ライトハウスを選んだ理由で多いのはどんなことですか?

相談しやすいというのが多いですね。社長さんとしては、「なんとなく税理士に相談しにくい」「こんなこと今さら聞いてもいいのかな」「こんなことも知らないのかと思われないかな」と躊躇される方もいらっしゃるようです。

ライトハウスでは相談のしやすさを重要視していますが、それは当然のことなので、社長さんのお役に立てるサービス提供を心掛けています。

実際に、ライトハウスはクライアントさんをどのようにサポートしていますか?

毎月、クライアントさんを訪問してミーティングを行なっています。まずは、帳簿と書類(請求書や領収書など)が合っているのかを確認します。月次の損益を確認しながら、社長さんから会社の状況をお聞かせいただきます。

月次の損益を把握することの重要性は?

たいていの会社では、月ごとの売上管理をなさっていると思います。私は、売上だけではなく仕入や経費の管理も会社様で管理することが大事だと思っています。ただ、経理担当者さんだけで管理をするのは不安があるかもしれないので、何か困った時に聞けるところがあるのは安心していただけるのではと思います。売上は月末に締めても、経費や仕入れの請求書を入力するのは負担も大きいかもしれません。しかし、毎月訪問をすることで入力業務の締め日ができるので、経理担当者の方もしっかりと会計業務をやっていただけています。

社長さんが経営判断をする際にも、財務状況を把握した税理士がいると数字でアドバイスができるので、有益は判断材料になると思います。

よく、四半期や半期決算と言われます。ライトハウスでやっていることはあるのですか?

月次で損益計算を行い、計画値との差異を確認しているので、四半期や半期で、特にやっていることはありません。ただ、毎月会計報告の時間を確保しにくい経営者様には、四半期や半期決算でご報告していることもあります。

どのタイミングで決算の準備に入りますか?

決算の3ヶ月前くらいですね。3ヶ月の予想売上を立てて、利益額を算出します。3月決算の場合、2月の訪問で1月の月次が締まるので、2~3月の予測値を入れると2月の段階で予想利益が出ます。大きい利益が出る場合は、社長さんに「買いたいものはありますか?」と聞きますし、厳しい場合は、納税資金の確保するように経費を落とす提案をします。過剰な節税対策は、資金が減りますのであまりおすすめはしていません。しっかり利益を出して税金を支払い、手元に資金が残るような経営をおすすめしています。

決算前はバタバタするものですか?

私たちは決算作業などで、忙しくなりますが、クライアントさんは月次で入力をしているので、普段の月と大きくは変わらないと思います。ただ、聞いていた決算予測から大きく振れた場合には、慌ただしくなることもあるかもしれませんね。

会計情報を有効にするために、会計ソフトについて、どうお考えですか?

ライトハウスでは、TKCの会計ソフトを使っています。どのソフトがいいのかを評価することは難しいですが、社長さんが欲しいデータを抽出できるソフトがいいと思います。クレジットカードやインターネットパーキングとのデータ連携はもちろん、給与ソフトとの連携もできるので、会計ソフトを使いこなすことで経理の効率化にもつながります。

TKCのソフトでは、計画値との差異、前年比較、店舗ごとの収益も管理できます。建設業であれば、現場ごとに収益もわかるので、経営の指標となる数字を出すことができます。

毎月ご報告している変動損益計算書は、費用を変動費と固定費に分けて作成しています。社長さんにとっては、理解しやすいものになっていると思います。

改めて、黒石先生が目指す税理士像を教えてください

1:相談がしやすい

やっぱり相談しやすい人ですね。話しやすくて、わからないことを聞きやすい人です。

わからないことはわからないのですから、聞いた方が早いですよね。自分で調べてもネットの情報が正しいとは限りませんし、そもそも時間がかかります。

2:ネットワークを持っている

会計以外のことでも、聞かれたら、「それは専門ではありません」と言うのではなく、専門家を紹介してお客様のお悩み解決に努めます。他の人にちょっと聞いてみますとか、紹介しましょうかとか、とりあえず聞いてみようと思っていただける存在になりたいと思います。

3:最先端の知識

これから会計はどんどんデジタル化していきます。また法律改正も毎年あります。新しい情報は積極的に取り入れて最新情報を提供するように努めています。

4:会社の業績を常に把握して報告

会社の業績を把握するためには、月次決算が欠かせません。TKCのソフトはクラウドで共有できるので、いつ問合せをいただいても、業績を見ながらアドバイスをすることができます。

5:経理担当者をサポート

経理担当者さんもわからないことが出てくると思います。誰に聞いたらいいのか分からない、窓口に聞いてもよく分からなかったなど、お困りごとはあると思います。クライアントさんに弊社担当スタッフが付きますので、経理のお悩みや経理の効率化について担当スタッフに気軽にレスポンスよく相談することができます。

また弊社は、各会社でオリジナルの「勘定科目早見表」を作成しています。業種や会社によって勘定科目が違うことも多いので、経理担当の方が迷わないようにサポートをしています。

6:書面添付

税理士法第33条の2に書面添付制度というのがあります。税理士がこの決算書の適正を確認していますということを記載する制度です。具体的な効果としては、税務調査の際に、税務署員の方と私たち税理士が話をする機会があります。そこで、売上や利益が上がった理由などを説明します。その結果、税務調査がなくなることもあります。もちろん、調査にいらっしゃることもありますが、決算書の信頼性が高まることは間違いありません。

ライトハウスでは、9割以上のクライアント様に書面添付をしています。

税務調査についてのノウハウはありますか?

ベテランの税理士さんは、税務調査の目の付け所や調査員への返答のノウハウを多く持っていると思います。残念ながら、私はそのようなノウハウを多くは持っておりません。そのためきちんとした決算を心がけています。税務調査を意識するのではなく、会社を成長させるための決算書を作成したいと思っています。

 税理士さんは、重要な役割ですね。ライトハウスではどのようにスキルアップをしているのですか?

クライアントさんにきちんとしたサービスを提供するために、毎月社内研修を行なっています。他にも外部の研修を積極的に取り入れています。最近はオンラインで受講できる研修も増えましたので、学習も効率的になっていると思います。

しかし、クライアント様とのお仕事が1番の勉強だと思っています。

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